皮膚科に行ってニキビについて分かったこと
今回は、ニキビが気になる高校生の僕が、実際に皮膚科に行ったレポートになります。
ニキビケアで、皮膚科に行くメリットが知りたい方の、参考になればと思います。
ニキビの原因と、対策を考えた前回の記事はこちら
見つけた皮膚科は、評判のいいクリニックで、めちゃ混んでいましたが、とても綺麗な病院でした。
混んでいると待ち時間がたいへんですが、それだけ評判がいい目安になりますね。
ちなみに僕が行こうと思った皮膚科は、googleの口コミを参考にしました。
実際先生も優しい方で、ニキビケアのことが書かれた冊子を使って、治療方法について丁寧にアドバイスしてくれました。
その冊子には、ニキビケアの4つのポイントについて書かれていました。
- ニキビの症状
- ニキビができたら、どうしたらいいのか
- ニキビ肌のスキンケア
- ニキビを悪化させないライフスタイル
知りたい内容が、まとまっています。
そもそもニキビとは何か?
ちなみに、にきびは漢字で”面皰”と書きます。(”めんぽう”とも読む)
病名は、尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)といい、毛穴の中に皮脂がたまることで起こる皮膚の慢性疾患(まんせいしっかん)だそうです。これまたムズい漢字です。
慢性疾患とは、病気の経過が、半年ないし一年以上にわたる病気だそうです。
ニキビの症状
では、ニキビケアのポイントについて、詳しくみていきましょう。
①コメド
古い角質が詰まり、皮脂の分泌が多くなると、毛穴にたまり『コメド』ができるそうです。
コメドは、ニキビがはじまる毛穴がつまった状態のことです。
そして、誰の肌にもいるアクネ菌が、皮脂を好み、増やすために面ぼうの中で増殖し、ニキビとなります。
②紅色丘疹(こうしょくきゅうしん)赤ニキビ・膿疱(のうほう)黄ニキビ
毛穴の中に増殖したアクネ菌が炎症を起こし、ニキビが赤く盛り上がって、紅色丘疹となります。
膿(うみ)がたまると、膿疱(のうほう)黄ニキビとなります。
③硬結(こうけつ)・嚢腫(のうしゅ)
炎症が拡大すると毛穴の壁が破壊され、膿(うみ)のふくろができ嚢腫となったり、硬く盛り上げって硬結となります。
④ざ瘡瘢痕(ニキビ痕)
炎症によってニキビ周囲の皮膚が破壊され、凸凹したニキビ痕になります。
下の写真は、昨年12月の僕の左頬の画像です。
皮膚科に行く前で、自己流でケアしていたときの状態。
症状は②の赤ニキビですね。
ニキビができたら、どうしたらいい?
ニキビは、個人で症状に違いがあるので、症状に合わせた治療が大切だと思います。
治療期間は長くなるケースが多いので、こつこつスキンケアしていきましょう。
ニキビの治療期間の目標と目安
治療期間は、3ヶ月くらいまでの短期と、それ以降の長期に分けられるそうです。
短期の目標:急性炎症期
- 赤ニキビ、黄ニキビなどの炎症を起こした肌を改善すること
- 新しくニキビができるのを防ぐこと
長期の目標:寛解(かんかい)維持期
- 炎症後のニキビ痕を残さないこと
- 新しくニキビができるのを防ぐこと
僕のニキビ治療についても、〜3ヶ月までと、それ以降で治療も変えていくそうです。
皮膚科で処方されたニキビの薬
そして実際に処方された、ニキビの薬はこちらです。
- ヘパリン類似物質ローション 0.3%(左)
1日2回 塗布 - ベビオゲル 2.5%(中)
1日1回 塗布 寝る前 - アクアチムクリーム 1%(右)
- 1日2回 塗布
3つも塗らないといけないので、めちゃ面倒ですが、治すためにコツコツがんばっています!
3つの薬の効能はこちら
アクアチムクリームは、細菌の増殖を阻害することにより、殺菌作用を示すニューキノロン系の外用抗菌剤です。
出典:QLife, Inc.
通常、ざ瘡(にきび)や、おでき、とびひなどの皮膚感染症の治療に用いられます。
ヘパリン類似物質とは、体内にある「へパリン」という物質と似た成分で、「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」の3つの働きがあり、乾燥肌に優れた効果があります。
この3つの働きは、肌の内側から新陳代謝をうながすため、一時的な保湿とは違い、乾燥荒れ肌の根本的な解決に繋がる成分だということが分かります。
出典:小林製薬HP
ベビオゲルは、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖をおさえたり、ピーリング作用(皮膚表面の古い角層を取り除く作用)により、毛穴のつまりを改善しニキビに効果があります。
出典:巣鴨千石皮ふ科HP
こんなのドクターホワイトの雪村白夜じゃなきゃ分からない(笑)ので、やっぱりお医者さんはすごいですね。
皮膚科の先生が教えてくれた思春期ニキビのスキンケア
ニキビができると、気づかないうちにさわったり、つぶしたくなります。
つぶしちゃうと、ニキビ痕が残る原因になるそうなので、気をつけないといけませんね。
⒈メイク落とし(クレンジング)
流石に僕はメイクはしませんが、メイクは毛穴を塞いでいるので、女子は帰宅後すぐに、メイクを落とした方がいいそうです。
メイク落としはクレンジングを使い、指を軽く滑らせ、円を描くようにやさしくなじませます。
その後やさしく洗い流しましょう。
⒉洗顔
朝晩1日2回が基本。朝は寝ているときの余分な皮脂を落とし、夜は汗やほこりなどの汚れを落とします。
①しっかり泡立てる
②肌を強くおさないように、泡でやさしく洗う
③洗顔料が残らないよう特に髪の生え際などはよく洗い流す
※スキンケアの際にニキビをつぶさないこと!
僕はいつも水でゴシゴシ洗っていたので、改善しなかったのかもしれません。
⒊保湿
大人のニキビでは、保水機能が低下し、乾燥しやすいので、肌の状態に合わせた保湿をしましょう。
- 化粧水
洗顔後は水分が蒸発して乾燥するので、化粧水を手にとり、顔をやさしく押さえるように水分を肌になじませましょう。 - 美容液・乳液・保湿剤
更に効果を期待したい人は、化粧水の後に、ノンコメドジェニックテスト済みの美容液や乳液、保湿剤などを使用するといいそうです。
⒋紫外線に対するケア
スキンケアの基本として、紫外線に対するケアをしましょう。
日焼け止めで刺激がある場合は、刺激が少ない散乱剤のみが配合された、下記のような記載があるものを選ぶといいそうです。
・紫外線吸収剤フリー
・ノンケミカル
・敏感肌用 など
まとめ
今回は、ぼくが実際に皮膚科に行って、先生からニキビについて教わったことを記事にしました。
ニキビには白・赤・黄・黒など色でも違いがあり、それぞれ治療方法が違うようです。
自分で調べていろいろなスキンケアをするのもいいと思いますが、皮膚科にいくと症状に合わせた治療や、アドバイスをしてくれるので、行ってよかったと思います。
次回は、僕が実際に使っている、コスパがよくてニキビケアにいい成分が入った製品を紹介しようと思います。
ぼくと同じニキビのスキンケアに悩んでいる、高校生の参考になればと思います。
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