アインシュタインが提唱した人類最大の発明
「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
相対性理論とベロ出し写真で有名な、物理学者のアルバート・アインシュタインが残した言葉。
高校生だったら名前は聞いたことがあるかもしれません。
そのアインシュタインが「人類最大の発明」と評し、「宇宙で最も偉大な力」と呼んだもの。
それが複利です。
「複利って、何?」
僕も最近まで知らなかったし、興味もありませんでした。
高校生だったら、意味を理解している人は少ないかもしれません。
でも複利こそ、英単語や四字熟語、微分積分より、今の僕らが知っておかないといけない、とても大事なワードかもしれません。
その理由をこれから書きますが、長文なので、ひまな人だけ読んでくださいね^^
複利とは?
複利を簡単にいうと
『利子にもまた利子がつく計算方法』
これだけなんです。
「計算方法なんか興味なし!」
そんな声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。
あのアインシュタインが人類最大の発明と絶賛した計算方法・・
尚以下の内容は高校生の僕がおおまかに理解したことなので、詳しく知りたい方は専門サイトでどうぞご確認ください。
100万円を1000万円に増やす方法
「宝くじ当たったらどーする?」
突然ですが、そんな質問をされたら、なんて答えますか?
「貯金するわー!」
とか
「PS5とiPhoneと服と、んまいもん食べて・・・」
家族や、友達と話したことがあるかもしれません。
ではもうちょっと具体的に
「100万円を10倍の1000万円にするにはどうしたらいい?」
って聞かれたら、あなたならどう答えます?
すぐにと思いつく人は、お金に対する意識が高いのかもしれません。
「そんな簡単な方法があればみんなやってるよ」
僕もそう思います。
学校の勉強の問題といえば
Q.この数式を解きなさい。
Q.この英文を訳しなさい。
僕らは目標の大学に入るために偏差値をあげるために、日々勉強しています。
学校の勉強は大事ですが、これから先「一生使えるお金の知識」を今から身につければかなりアドバンテージがつきます。
では問題に戻って、考えてみます。
例えば
- 宝くじなどのギャンブルで一発当てる!
- 100万円を資金に会社を立ち上げる!
- 100万円を使って資格を取って、将来稼ぐ力を身につける!
など他にもいろいろあります。
1は、運次第
2は、アイディアと行動力がある人なら・・
3は、勉強家で、コツコツ努力ができる人なら・・
どれも可能性はゼロではないと思います。
そして、複利効果による長期の資産運用も、その中の1つだと思います。
例えば100万円の現金があったとして、家に置いてても、ずっと100万円のままです。
銀行に預けると、利子がついて増えますが、1000万円になるまで何百年、何千年かかるのか?
銀行の普通預金の金利は0.001%です。
ちなみに金利とは、元金に対する利子(利息)の割合%です。
100万円の0.001%は・・・1000円?100円?
1,000,000×0.001%=10
そうです。たった10円なんです。
銀行に100万円預けると、1年で利子が10円つきます。(本来はここから税金が引かれます)
年利は、1年間につく利子の割合(金利)です。
ちなみに現在、普通預金の金利が日本で一番高い銀行は『auじぶん銀行』で、いろいろな条件をクリアすると最大0.20%(2022年1月時点)で、他の銀行のなんと200倍!
これはすごい!
- 多くの◯◯銀行 → 100万 × 0.001% = 10円 の利子
- auじぶん銀行 → 100万 × 0.20% = 2000円 の利子
家にあっても1円も増えませんが、金利の高いネット銀行に100万円を預けとくだけで、1年間何もしなくても、2000円が勝手に増えるのがいいですね。
ではありえませんが、じぶん銀行がずっーーと同じ金利だったとして、長期間預けたらどうなるのか?
(通常、金利は月単位で変動)
銀行で貯金したシュミレーション
「おぎゃー」と、産まれた赤ちゃんのために、100万円をじぶん銀行に預けたとします。
そのままほったらかして、60年放置したらどうなっているか、シュミレーションサイトで計算してみます。
100万円が、1,127,486円 になっていました。
じぶん銀行に60年預けると、127,000円増えました。
銀行の普通預金だと今は最大で、年利0.2%。
投資で過去の長期データをみると、種類にもよりますが、大体年利4〜6%です。
投資でのシュミレーション
では投資で、年利5%で増えていった場合のシュミレーションもしてみます。
はい。19,960,740円 になっていました。
100万円が199万円になったの??
違います。
1,996万円になっているんです!
ほぼ2000万円に増やすことができました。
怪しいと思った方は、実際に入力して計算してみてくださいね。
実は
これで、今話題の『老後資金がありません』問題が解決されましたね!
よかった。よかった?!
ん?!
変だと気づいた人は計算力が高いですね。
期間が60年と長いけど、100万がなんで2000万にもなるのか?
1年で100万の5%が増えるということは、毎年5万円づつ増えます。
5万円×60年=300万円(増えた分の利子)
この計算だと、最終的には元金100万円と合わせて400万円になりますが、2000万円までは、程遠いです。
これが、単利という計算です。
毎年元本にのみ利子がついた結果です。
では本題の複利で増えた場合の計算をしてみます。
1年目は単利と同じで100万円の5%がついて105万円。
2年目は増えた105万円に対して金利がつくので、
1,050,000+1,050,000×5%=1,102,500となり、1年目と比較して2500円差がでます。
年 | 単利(円) | 複利(円) | 差(円) |
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | 1,050,000 1,100,000 1,150,000 1,200,000 1,250,000 1,300,000 1,350,000 1,400,000 1,450,000 1,500,000 | 1,050,000 1,102,500 1,157,625 1,215,506 1,276,282 1,340,096 1,407,100 1,477,455 1,551,328 1,628,895 | 0 2,500 7,625 15,506 26,282 40,096 57,100 77,455 101,328 128,895 |
・ ・ ・ | ・ ・ ・ | ・ ・ ・ | ・ ・ ・ |
55 56 57 58 59 60 | 3,750,000 3,800,000 3,850,000 3,900,000 3,950,000 4,000,000 | 14,635,631 15,367,412 16,135,783 16,942,572 17,789,701 18,679,186 | 10,885,631 11,567,412 12,285,783 13,042,572 13,839,701 14,679,186 |
60年後の結果がこれです。
単利は400万円に、複利は1867万円にもなっています。
何もせずに1400万円の差がでちゃいました!
なので、複利で増えて金利がずっと5%の銀行があればいいですが、今の日本じゃありえません。
投資って危なくないの?
その代わりに、僕も、多くの人も、複利効果を期待できる長期投資をしています。
投資は短い期間だと値動きに上下があります。
でも金融庁の過去のデータをみると20年保有しつづければ、マイナスが無く安定していることが分かります。
だから高校生の今から投資
将来余裕を持った生活がしたい
↓
お金を効率よく増やしたい
↓
長期投資で複利の効果を期待
↓
スタート時期を早くする
↓
高校生から投資
の図式で、高校生の今から投資を少しづつはじめることで、将来お金に困らない人生にしたいと思います。
僕は小学校の頃から、お年玉とか、じいちゃんにもらった小遣いとか、ときどきもらえるお金を銀行で貯金していました
10万円くらい貯まったところで、親に金利の話を聞いて、投資をはじめてみました。
2021年の6月からスタートして、年末までは結構増えてたので、これから投資をやってみようと思っている人の参考になればと思います。
増えた結果はこちら
2021年1月末では、オミクロン株の急拡大や、アメリカのテーパリングの影響なのか、世界的に株価はマイナスになっています。
僕の投資信託もかなり下がったので、「やべーっ」て、落ち込みそうになりました。
でも下がったということは、安くなっているので、ドルコスト平均法で口数を増やすチャンスですね!^^
まとめ
「複利ってなんだよ?」
最初は僕も思いましたが、アインシュタインが人類最大の発明といったことで、なになに?ってなりました。
お金の知識は、学校ではあまり勉強しない内容なので、高校生はピンとこないかもしれません。
でも海外の先進国では、小学校のカリキュラムから組み込まれている、重要なお金の知識になるそうです。
僕も知らないことだらけですが、自分で調べたり、親に聞いたりして、とりあえずジュニアNISAをスタートできたので、よかったと思います。
高校生の今からお金の勉強をやっておけば、将来かなり差がでると思うので、一緒にコツコツやっていきましょう♪
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